参院選

 選挙は不思議ですね。
ネット中心の情報ですが、自民党候補の青山氏の演説会場は熱気にあふれていました。 
急な立候補とあって当選を危ぶむ声もありましたが当選した模様です。
民進党の有田氏の演説会場はどこも閑散として、青山さんとは対照的でしたが上位当選していました。
青山さんは自身の女性秘書と青山氏の二人で選挙演説をしていましたが、支持団体は無いようでしたから、演説まわりとネットの活用が選挙活動のすべてのようでしたが、有田さんはいったいどうやって60万票以上を得票して当選したのでしょうか?
有田さんの強力なバック団体はどんな組織なんでしょうか? ほんとに不思議ですね、選挙は。
それと渋谷の演説でものすごい人数を集めていた三宅さんは、全く得票できていません。 あれだけ聴衆を集められるのならもう少し得票しそうな感じがしますが、これも不思議ですね。 だって青山さんなんかよりずっと多い聴衆でしたから・・・。
NHKのニュースでは有田氏は知名度を生かして当選したそうですが、今までならこのニュースになんの不思議も感じなかったと思いますが、ネットで観る現実と得票との乖離が大きくて、このニュースを素直に納得できません。
選挙の真実がいったいどこにあるのか、改めて不思議です。

マスメディアと中国の事1

 ネットでよく、地上波テレビ、新聞など、いわゆる日本の主流のマスメディアは触れないテーマが多いと言われるが全く同感です。 
芸能人の覚せい剤事件やゴシップ、与党政治家の失敗談はこれでもかと言わんばかりに毎日飽きもせずテレビを賑わすけど、対中国問題は当り障りのないのない事ばかりで外交上の負の側面の記事が欠落している。
中国軍の海・空からの領土侵入や対峙した戦闘機等の「ロックオン」といった行き過ぎ行動、領海付近でのガス田開発、小笠原の赤サンゴ強奪など、これらはまるで報道規制でもあるかのように地上波や新聞ではニュースとして扱われない。 なぜ、繰り返される外国による日本の主権侵害が重大ニュースとならないのか・・・いくらなんでも何かおかしい。 今年の3月、アルゼンチン海軍が領海で暴れまわる中国漁船を撃沈したとのニュースが流れたが、これが国際社会のルールらしい。 憲法9条がなくても日本領海で撃沈はないだろうが、ロックオンされても手が出せない空自パイロットやそれをブログで告発したOB達の口惜しさを思うと、憲法9条に縛られ、国の自衛どころかスクランブル毎に身の危険も守れないパイロットがいるなんて、何のための平和憲法なのかこの国の矛盾の象徴としか言いようがない。

 報道規制なのか自己規制なのか、報道の偏向はいつから始まったのだろうか?、一体マスメディアはいつから堕落してしまったのだろうか? 
 私が子供の時には少なくともあったと思う報道の良心は、いつから消えていったのだろうか? 自国を守ろうとする安保法案を「戦争法案」と言ってただ人心を煽ってみたり、・・・ものの見方に公平性に欠けるよね。
「国破れ、山河無くして、憲法守る」 ・・・そんな事に成りそうなのが怖い。

わからないこと1

 説明できないことがある。 歌を聞いて、または歌っている時、理由もなく涙が出てくるとこがある。 年取ったせいもあるだろうが、簡単には説明できないし、第一人前で涙することはいい年してずいぶん恥ずかしい。 でもとめようとしても、止めどもなく出てくる涙を止められない。 8年ほど前、カラオケで竹内マリアの「駅」歌った時、感情が抑えられず急に涙が出てきて止められない事があった。 今度は今、来生たかおの歌を聞いてまた涙。 今度は1人だったから良かった。 
 そうだ、26の時にもあった。 雨の中車を運転している時ラジオからから流れた さだまさしの「愛は死にますか、XXはどうですか、・・・」という歌声でどっと泣いたのだった。 

清水一訓君の事2/カブトムシ

 清水君は、僕達のカブトムシ採りに革命を起こした。 私が住んでいた日野には武蔵野の雑木林が沢山あった。 当時その雑木林では、クワガタムシは捕まったがカブトムシはめったに本当に滅多に捕まらなかった。 ある日の放課後一訓君のうちに遊びに行くと、大きなせんべいのカンカンに入ったカブトムシを見せてくれた。 僕がよっぽど物欲しそうだったのだろう、一訓クンは、貴重なカブトムシを、たしかオスメス2匹を僕にくれたのだった。 もう忘れてしまったのだが、その時きっととっても嬉しかった。 なにしろ当時大きなツノがりりしいカブトムシを見ることはめったになかったのだ。 一訓クンはそればかりかカブトムシの幼虫がゴロゴロいる場所を知っていた。 そして彼は、しばらく逡巡した後、その秘中の秘を教えてくれた。 今考えても不思議なのだが、幼虫は雑木林のクヌギの傍ではなく、畑の傍の堆肥の中にいた。 

清水一訓君の事1/支那そば

 小学生の時、まだ日本が元気だった時、土曜日は半日授業であった。 同級生の清水一訓君と学校帰りよく支那そばを食べに行った。 和則君は皆んなに「イックン」とあだ名されていた。 イックンは決して目立とうとはせず、しゃべると早口であったが、真面目で不真面目で、なんとも言えない楽しい人であった。 二人きりで店に入るのだが、その時ちょっと大人気分であった。
 店の若い主人も小学生二人を文句も言わず受け入れてくれた気がする。 「支那そば 確か30円 }というポップが壁に張り出してあったのを思い出す。 男の子二人で並んで丸いすにかけ、僕らは顔を見合わせ「ラーメンね」と言って注文したような気がする。 そうして支那そばがカウンターに出てくるのをしばらく待つのだが、その間どんなことを話したのかは忘れてしまった。 でも一週間の最後を飾る楽しいひと時だった。
 支那そばは、ナルト模様のどんぶりで、スープはさっぱりした醤油ベースの味だったのと薄いチャーシューと支那竹、ほうれん草とナルトが入っていたと想う。 たぶん僕はスープを最後まで飲んだと思うが、その味が僕のラーメンの原点だ。 フーフーいいながらそばをズルズル口に入れ頬張った。 
 僕達二人は、クラスの中で浮いていた気がする、と言うか主流ではなかった。 主流はボスになびく人達だったが、僕らは時々引きこまれた気はするがちょっとその一軍からは離れた傍観者的存在だった。 それが僕達の共通点だった気がする。 気の弱い僕も平和主義のイックンも、ボス連に時々なびいていた気がする。 僕らはそんな同志だった。 何故か今日、そんな同志のことを思い出した。
 

2:カブトムシ 3:ジャクシャ集団